日本では「OK牧場!」と聞くと、ガッツ石松さんを思い浮かべる方もいるでしょう。実はこの言葉は19世紀北米、西部開拓時代の話が由来となっています。その話の中心となった人物である本日誕生日のワイアットワープの名言を本日はお送りします。
1848年3月19日 – 1929年1月13日
「速さも大事だが、もっと大事なのは正確さだ。」
アープは銃撃戦で生き残る為には、慌てずじっくり狙いを定めるべきで
派手な早打ちや、腰の位置から発砲する様な撃ち方を熟練のガンファイターが軽蔑していないのを見た事がないとも言っていました。
「運命とは、私たちが引き寄せられるもの。宿命とは、私たちがぶつかるもの。」
この言葉は、「運命(Destiny)」と「宿命(Fate)」の違いを哲学的に表現しています。
アープは西部開拓時代の過酷な環境の中で、生き抜いた人物です。
彼にとって、
運命とは人が目指す理想や目標、自分の意志や行動によって選び取る道で、
宿命とは避けられない事や、予期せぬ出来事を意味しているのではないでしょうか?
例えば、アスリートならば「優勝を目指す」という道に向かうが、「怪我やライバルとの対決」にも直面したり、
起業家の場合は「成功を求めて進む」が、「不況や失敗」といった宿命にもぶつかる事があります。
人生には、自ら進む道と避けられない試練があるが、運命を選び続けることが、人生を形作るのだ。」
という深いメッセージが込められているのかもしれません。
「OK牧場の決闘」は、彼が望んだわけではなく、結果として避けられない対立の末に起きた出来事だったとも言われています。
「賢い者は決して拳銃だけを持って銃撃戦に臨まない。」
1881年10月26日、アリゾナ州トゥームストーンで発生した、西部史上最も有名な銃撃戦である「OK牧場の決闘」では、アープはショットガンを使用したとも言われてます。
西部劇というと拳銃のイメージが強いですが、実際にはショットガンもしばしば使用されていたという話もあります。
この名言は「拳銃だけに頼らず、戦いに適した最良の武器を選ぶ。」というアープの戦闘哲学の合理性を強調している名言と言えます。