【6/13生まれ】フェルナンド・ペソアの名言3選

南ヨーロッパ

ペソア
「何も期待しない者にとっては、
訪れるすべてがありがたい。」

パウロ・コエーリョ
「何かを本気で望むとき、
宇宙全体がそれを実現するために
協力してくれる。」

 

ペソア
「物事の価値は、
それがどれほど長く続くかではなく、
どれほど強く心を動かしたかにある。
だからこそ、忘れられない瞬間や、
かけがえのない人が存在するのだ。」

オスカー・ワイルド
「最近の人々は、
あらゆるものの“値段”は知っているが、
その“価値”は何もわかっていない。」

 

ペソア
「体にすっかり馴染んだ衣服を脱ぎ捨て、
いつも同じ場所にしかたどり着けない
道を忘れなければならない時がある。
それは、川を渡る時なのだ。
もし私たちがそれを恐れて踏み出さなければ、
私たちは永遠に“自分自身の下”に
とどまり続けることになる。」

ジョン・A・シェッド
「港に停泊している船は安全だ。
だが、船はそのために造られたのではない。」

フェルナンド・ペソアは、
ポルトガルの国民的な作家であり、詩人・思想家です。
生前はほとんど無名ながら、
死後に見つかった膨大な未発表原稿に
よって大きな評価を受け、
20世紀ポルトガル文学を代表する存在となりました。

彼の最大の特徴は、
70を越える「異名(ヘテロニム)」を持ち得て、
複数の人格を使い分けながら、
異なる文体・思想で詩や散文を書いたことです。
それにより、彼自身の内面を多重的に描き出すという、
文学史上、稀な試みを成し遂げました。

以前サルバドール・ダリの投稿で
ペソアの名言を並べましたが、
それだけでなく彼の他の言動などを
見てみても思想には、「何者かになれなかった自分」と
「現にある自分」とのギャップが
常に通奏低音のように流れているように感じます。
自分自身の中にある“なりえた自分”と“
なれなかった自分”の痛烈な対話は、
多くの人々の深層に強く訴えかけるものがあります。

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