エリクソン
「自分自身を深く知るほど、
他人の中に見えるものにも、
より寛容になれる。」
ドストエフスキー(カラマーゾフの兄弟)
「人類全体を愛すれば愛するほど、
目の前の個々の人間が嫌いになる。
――個々の人間を憎めば憎むほど、
私は“人類”というものを愛してしまうのだ。」
エリクソン
「相互依存なしには人生は意味をなさない。
私たちはお互いを必要としている。
それを早く学べば学ぶほど、
私たち全員にとってより良いことなのだ。」
ニーチェ
「個人は常に、
“群れ”に呑み込まれないように闘ってきた。
それを実行しようとすれば、しばしば孤独を感じ、
ときには恐怖にも襲われるだろう。
だが、“自分自身を持つ”という特権のためなら、
どんな代償も高すぎることはない。」
エリクソン
「人間の存在という
社会のジャングルの中では、
アイデンティティ(自己の存在感)を
持たないかぎり、
生きているという実感は得られない。」
チャールズ・クーリー
「私は、私が思う私ではないし、
あなたが思う私でもない。
私は、“あなたが私をどう思っているか”を、
私が思っている――その私なのだ。」
エリク・ホーンブルガー・エリクソンは、
ドイツ生まれの発達心理学者・精神分析家で、
「アイデンティティ(自己同一性)」という概念を
心理学理論の中核に据えた人物です。
人間の一生を「乳児期」「幼児前期」「幼児後期」
「学童期」「青年期」「成人期」「壮年期」「老年期」
の8つの心理社会的段階に分けた
「発達段階理論」で知られています。
フロイトの流れを汲みながらも、
社会・歴史・文化との関係性を
重視した点が特徴です。