【7/29生まれ】ムッソリーニの言葉7選

南ヨーロッパ

「民主政とは、
人々に“主権者である”という幻想を時折与えながら、
実際の主権は無責任かつ秘密の勢力に
握られている体制のことである。」

「愚か者には沈黙で応えるべきだ。
無知が語るとき、知性は助言すべきではない。」

「我らの歯には短剣を、手には爆弾を、
心には無限の侮蔑を抱こうではないか。」

「ファシズムはケインズ氏と完全に一致している。
彼が自由主義者の立場にいるにもかかわらず、だ。
実際、彼の小著『自由放任の終焉』(1926年)は、
ファシズム経済学への入門書としても使えるだろう。
異議を唱えるところはほとんどなく、
称賛すべき点が多い。」

「俺が進むなら、ついて来い。
退くなら、殺せ。死んだなら、復讐しろ!
一日ライオンとして生きる方が、
百年羊として生きるよりもましだ!」

「信じよ、従え、戦え。」

「私は1921年以来のレイシストだ。
どうして私が
ヒトラーの真似をしているなどと思えるのか。」

ベニート・ムッソリーニは、イタリアの政治家であり、ファシズムの創始者として知られています。
1922年、いわゆる「ローマ進軍」によって政権を掌握し、以降は独裁体制を築きました。
「国家」「秩序」「力」といった価値を掲げ、大衆を巧みに煽動しながら、体制を支配していきます。

ヒトラーよりも早くファシズム国家を成立させたものの、第二次世界大戦末期には失脚。
逃亡を図るも捕らえられ、最終的には処刑され、その遺体は民衆の前に晒されるという壮絶な最期を迎えました。

ムッソリーニの言葉には、単なる政治的スローガンを超えた”劇場的な演出”が込められているように見えます。
アレクサンドロス大王の「ライオンと羊」や、カエサルの「来た、見た、勝った」といった英雄たちの言葉を連想させる様な言葉、時には経済学者の名を引き合いに出すことで、知的な正当性を演出している様な印象もあります。

また、彼の発言や姿勢からは、盟友でありながらも影響力で上回っていったヒトラーに対する複雑な感情もうかがえます。
ムッソリーニは言葉を巧みに操り、常に「歴史の主人公」であろうとした独裁者だったのかもしれません。

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