【9/15生まれ】フランソワ・ド・ラ・ロシュフコーの名言3選

「太陽と死だけは、じっと見つめることができない。」

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9月15日生まれ。フランソワ・ド・ラ・ロシュフコーの名言3選

【愛】

「真実の愛とは幽霊のようなものだ。誰もが語るが、実際に見た者はほとんどいない。」

「嫉妬には、愛よりもむしろ自己愛が多く含まれている。」

 

【人間関係】

「人が友情と呼ぶものは、単なる社会的取り決めにすぎない。互いの利益調整であり、与えたり受け取ったりするサービスの交換である。結局のところ、それは自愛のために一定の利益を得ようとする取引にすぎないのだ。」

「我々は他人に対して仮面をかぶり続けるうちに、ついには自分自身にまで仮面をかぶるようになる。」

 

【賢さと理性】

「人が欺かれる最も確実な方法は、自分を他人より賢いと思い込むことだ。」

「心は常に理性を愚弄する。」

「賢く見せようとする欲望が、しばしば人を本当に賢くなることから遠ざける。」

「愚かさなしに生きる者は、自分が思うほど賢くはない。」

 

【本性と偽善】

「感謝とは、さらなる恩恵を望む秘かな期待にすぎない。」

「我々は希望に従って約束し、恐れに従って実行する。」

「偽善とは、悪徳が美徳に捧げる敬意である。」

 

【自己認識】

「良い助言とは、悪い手本を示すには年を取り過ぎた人間が与えるものだ。」

「自分のためになる批判を、耳ざわりの良いお世辞より大切にできる人は、ほとんどいない。」

「自分に欠点がなければ、他人の欠点を見つけることにこれほど喜びを感じることはないだろう。」

 

【心と記憶】

「人は計算よりもむしろ弱さゆえに裏切りを働くことの方が多い。」

「多くの場合、欠点そのものよりも、それを隠そうとする手段の方が、よほど許しがたい。」

「なぜ我々は自分に起きた些細な出来事は覚えているのに、それを同じ相手に何度話したかは覚えていないのだろう。」

「精神の欠陥や過ちは肉体の傷のようなものだ。どれほど治療しても、痕跡は残り、再び裂けて噴き出す危険を常に孕んでいる。」

 

フランソワ・ド・ラ・ロシュフコーは、フランスのモラリスト作家であり、貴族として王政期の宮廷社会に身を置きました。彼の代表作『考察あるいは教訓的格言・箴言』は、人間の自己愛・虚栄・偽善といった本性を鋭く暴き出した短い格言集で、ヨーロッパ思想史に大きな影響を与えました。彼の言葉は辛辣で皮肉に満ちていますが、その背後には「人間を冷徹に見つめることで、真の知恵を得る」という深い洞察がある様に見受けられます。

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