【8/2生まれ】ジェイムズ・アーサー・ボールドウィンの名言3選

北アメリカ
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「人が憎しみに頑なにしがみつく理由のひとつは、
憎しみを手放した瞬間、
自分の痛みと向き合わざるを得なくなると
感じているからだろう。」

「他者の人間性を否定することは、
自らの人間性を貶めることでもある。」

「自分の苦しみや心の痛みは、世界の歴史でも前例がないと思ってしまう。
だが、本を読めばわかる。
ドストエフスキーやディケンズが教えてくれたのは、
私を最も苦しめたものこそが、生きているすべての人々、
そしてかつて生きていたすべての人々と
私を結びつけてくれるということだ。
自分の中にある傷に向き合ってこそ、他者の傷を理解できるのだ。」

ジェイムズ・アーサー・ボールドウィンは、アメリカの小説家・随筆家・公民権活動家。
代表作には小説『もう一つの国(Another Country)』やエッセイ集『次は火だ(The Fire Next Time)』などがあります。
彼は、自身がゲイであることも公にし、黒人であり同性愛者であるという重層的な立場から、人間の苦悩と希望について語り続けました。

リチャード・ライトの系譜に連なる“怒れる黒人作家”と見なされることもありますが、白人による差別と対峙したライトとは異なり、ボールドウィンは「白人を憎むのではなく、むしろ黒人こそが哀れみの心で白人を受け容れねばならない」と語りました。彼の視点は、対立よりも理解と癒やしを求めるものであり、人種を超えた人間の再生を問い続けた点に特徴があります。

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