【5/18生まれ】ラッセルの言葉3選

ブリテン諸島

ラッセル
「私は自分の信念のために死ぬことはない。なぜなら、それが間違っているかもしれないからだ。」

 

サルトル
「実存は本質に先立つ。」

 

 

ラッセル
「世界を理解するための概念として“友か敵か”は適切ではない。」

 

サルトル
「地獄とは他人のことだ。」

 

 

ラッセル
「戦争におけるあらゆる悪の中で最も大きいのは、純粋に精神的な悪である。すなわち、憎しみ、不正、真実の否認、そして人工的に作り出された対立である。」

 

サルトル
「私は、貧しく追い詰められ、仲間内に鉄の規律を保たざるを得ない農民たちの集団の行動と、2億の人口を擁する過度に工業化された国家に支えられた巨大な軍隊の行動を、同列に扱うことを拒否する。」

バートランド・ラッセルは、イギリス出身の哲学者・論理学者・倫理学者であり、20世紀を代表する知性のひとりです。
若き日のウィトゲンシュタインの師でもあり、近代論理学と分析哲学の基礎を築きました。

三段論法を基盤とするアリストテレス以来の伝統的論理学に新風を吹き込み、多様な推論の形式を提示したことで、ラッセルは“アリストテレス以来の最大の論理学者”と称されることもあります。

「ラッセルのパラドックス」に代表される集合論の問題提起とその解決の試みは、現代論理学と数学基礎論の礎となりました。
また、“世界が五分前に突然できた可能性”という『世界五分前仮説』を通じて、懐疑論の限界を示す思考実験も紹介しています。

ラッセルは、数学者・論理学者として出発した後、哲学者としてはヘーゲル主義から経験論へと転向し、その後も立場に揺れを見せつつ、基本的には現象主義や唯物論的立場を取りました。

一方で、ジャン=ポール・サルトルらによって展開された実存主義のような主観的・観念的な哲学には懐疑的な姿勢を示しています。

しかし、哲学的立場を超えて、人権と正義の問題においてはサルトルと手を取り合う道を選びました。
1966年には、アメリカによるベトナム戦争の戦争犯罪を告発するため、ラッセルの呼びかけにより設立された『ラッセル=サルトル法廷』では、サルトルが初代議長を務めました。

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