ピューリタン革命を率い、イングランドを一時「王なき共和国」へ導いたオリバー・クロムウェル。
オリバー・クロムウェル
1599年4月25日 – 1658年9月3日
信仰と秩序を重んじ、時には議会を力で解散させるほどの行動力を持った彼の言葉には、独自の統治哲学が宿っています。
今回は、そのクロムウェルの名言5つを、アメリカ建国の父ジョージ・ワシントンの言葉と並べてご紹介します。
同じく国家を背負いながら、“革命から独裁”に進んだクロムウェルと、“革命から共和”を守ったワシントン。
2人の言葉の対比から、リーダーシップと信念の違いが見えてきます。
クロムウェルとワシントン
クロムウェル
「誠実さは決して裏切らない。」
ワシントン
「正直は常に最良の方策である。」
クロムウェル
「善くなることをやめた者は、善であることをやめたのだ。」
ワシントン
「人間の幸福と道徳的義務は切り離せない関係にある。」
クロムウェル
「神を信じよ、しかし火薬は乾かしておけ。」
ワシントン
「天の恵みは、天自らが定めた秩序と正義の永遠の法則を無視する国には期待できない。」
クロムウェル
「私は、粗末な赤茶の上着を着た隊長でも、自分が何のために戦っているかを知り、その信念を愛する者の方が、名前だけの“紳士”などよりずっと好ましい。」
ワシントン
「自らの評判を大切にするなら、質の高い人々と付き合いなさい。悪い仲間といるより、一人でいる方がましである。」
クロムウェル
「諸君は、もはや何の益もなさぬまま、あまりにも長く座っていた……立ち去れ、私は言う。われらは諸君と縁を切るのだ。神の名において、去れ!」
ワシントン
「政治的党派は、時には民衆の目的に応えるかもしれないが、時が経つにつれて、人民の力を奪い、権力を掌握するための強力な道具となる可能性がある。」