マルグリット・ド・ナヴァルは、フランス王家に属しながらも、詩人・作家・思想家でもありました。
マルグリット・ド・ナヴァル
1492年4月11日 – 1549年12月21日
彼女は作家、芸術家、宗教改革者たちを歓迎し、女性の教育と知的活動を支援するサロンも主宰しました。
後にイングランド王妃となるアン・ブーリンは、若き日にフランスでマルグリットと親交があり、彼女の思想から影響を受けたとも言われています。
『エプタメロン』などの彼女の作品では、愛や欲望、男女の力関係を通して人間の本質を描きました。
また、女性が犠牲者として描かれる一方で、機知と気高さをもって男性優位の社会を巧みに生き抜く存在としても描かれている様です。
彼女の言葉は、古代から現代に至るまで、様々な人々との思想と共鳴しています。
名言①
マルグリット
「悪を行う力を持ちながら、それを行わない者は幸いです。」
アリストテレス
「我々が行う力を持つことは、行わない力も持つことを意味する。」
名言②
マルグリット
「罪を犯すことよりも、それを告白することをはるかに恥じる者もいる。」
ローマ教皇フランシスコ
「告白の列に並ぶ者は、恥ずかしさを含むすべての感情を抱くが、告白を終えると、自由で偉大で美しく、許され、幸せになる。」
名言③
マルグリット
「人は手の届かない高いところにあるブドウを嫌いだと装う。」
アルフレッド・アドラー
「あなたが誰かに嫌われているということ。それはあなたが自由を行使し、自由に生きている証であり、自らの方針に従って生きていることのしるしなのです。」