フレミング
「人間とともにいなさい。
原理よりも人間のほうが戦う価値がある。」
ルナール
「孤独を恐れるなら、
正しさを求めてはいけない。」
フレミング
「私が書くすべてのことには、
真実の前例がある。」
ルナール
「時には真実を語らなければいけない。
そうしないと、
いざ嘘をつくとき信じてもらえない。」
フレミング
「シカゴにはこんな言い回しがあります。
“一度は偶然。
二度も偶然。三度目は敵の仕業。”」
ルナール
「偶然とは、
おそらく神が自分の作品に
署名したくないときに使う偽名である。」
イアン・フレミングは、伝説的スパイ「ジェームズ・ボンド」を生み出したイギリスの作家であり、自身の諜報活動の経験を活かして、冷徹かつ洗練された数多くの名言を残しました。また、ボンドの有名なセリフ「ウォッカ・マティーニをステアではなくシェイクで」は、フレミング自身が考案した飲み方とも言われています。
一方、ジュール・ルナールは、毒親との関係を描いた自伝的小説『にんじん』で知られるフランスの作家で、日常的な言葉を用いながら、鋭い観察と内面の皮肉を巧みに表現しました。彼が『にんじん』を出版した背景には、結婚後に帰省した際、母親が彼の妻に嫌がらせをしたことへの“あてつけ”だったという見方もあるようです。