ルネサンス期、理想主義が高く掲げられていた時代に、政治は宗教や道徳から切り離して考えるべきだと説いた現実主義の先駆者。
ニッコロ・マキャベリ
代表作『君主論』では、権力を維持するための冷徹な手段を論じ、後世に深い影響を与えました。
彼の鋭く現実を見据えた言葉と並べて、様々な人々の考えや名言をたどっていきます。
名言
マキャベリ
「愛されるよりも恐れられる方がよい。ただし両方を得ることができないならば」
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア
「愛だけが、敵を友に変える力を持っている。」
2Pac
「偽りの自分を愛されるくらいなら、本当の自分を憎まれる方がいい。」
マキャベリ
「運命は冷静に事を運ぼうとする者よりも、思い切って行動する者に支配されることを好むと見える。したがって運命は常に女性らしく、若者を愛する。」
パトリック・ウィークス
「運命は大胆な者に味方するが、統計は慎重な者に味方する」
2Pac
「臆病者として生きるくらいなら、男として死にたい。」
マキャベリ
「武装しない預言者は滅びる運命にある。」
ガンジー
「非暴力は、人類が持つことのできる最も偉大な力である。それは、あらゆる破壊兵器よりもはるかに強い。」
2Pac
「俺が世界を変えると言っているわけじゃない。だが約束する。俺が刺激した脳がやがて世界を変えるだろう。」
マキャベリ
「人間は新しいものを簡単には信じようとせず、長い時間をかけてようやく信じるようになる。」
フランシス・ベーコン
「もし人が確信から始めれば、疑念に終わるだろう。しかし、疑念から始めることを厭わなければ、確信に至るだろう。」
2Pac
「全てを信じすぎてはいけない。目を見開き嘘を見抜け。」
マキャベリ
「人は、自分が愛する者よりも、自分が恐れる者を怒らせることを、より慎重に避けるものだ。」
トマス・アクィナス
「愛の賜物は他のすべての賜物を超える。」
2Pac
「覚えておけ。恐れは愛よりも強い。俺が与えたすべての愛も、恐怖の前では何の意味もなかった。」
マキャベリ
「人間に対しては、手厚く扱うか、徹底的に打ち砕くか、どちらかにすべきだということだ。なぜなら、軽い仕打ちには復讐できるが、重い打撃には復讐できないからである。」
アリストテレス
「徳とは、二つの悪徳、一方の過剰と、もう一方の欠如の間にある黄金の中庸である。」
2Pac
「俺は殺し屋じゃない。でも、追い詰めるな。」
ラッパーの2PACにも影響を与えた
余談ですが、ラッパーの2Pacは、生前にマキャベリの思想に強く影響を受け、自らの名を「Makaveli」と変えた時期がありました。
本名のトゥパック・アマルという名自体も歴史に名を残した人物から取られたものですが、マキャベリの著作に感銘を受け、現実主義の哲学に自身の生き様と表現へ重ね合わせたのかもしれません。