『ピーター・パン』の作者として知られるジェームス・マシュー・バリーは、永遠の少年を描きながら、実は別れ・優しさ・人生の成熟といった深いテーマを繊細に言葉にしました。
彼の名言は、単なる童話のセリフを超え、大人になった私たちの心にも静かに響く力を持っています。
そして、『星の王子さま』の作者サン=テグジュペリは、子どもの姿を通して、愛・孤独・本質を見抜く眼差しといった深いテーマを語りかけました。
2人の言葉は記憶・行動・問い続けることの大切さにおいて、美しい対話を交わしているかのようです。
J.M.バリーとサン=テグジュペリ
バリー
「さよならなんて言わないで。さよならは“去る”ことを意味し、“去る”ことは“忘れられる”ことを意味するから。」
サン=テグジュペリ
「去っていった人も、その記憶を私たちが大切にするなら、私たちと共に在り続ける。生きている人以上に力強く、いやむしろ、より鮮明に存在しているのだ。」
バリー
「今夜から新しい人生のルールを作らないか?――“必要以上に少しだけ親切にしてみる”っていうルールを。」
サン=テグジュペリ
「人を救うのは、一歩を踏み出すことだ。そしてもう一歩。それはいつも同じ一歩かもしれないが、それでも踏み出さなければならない。」
バリー
「私はもう“すべてを知っている”と思えるほど若くはない。」
サン=テグジュペリ
「人生の意味は、自分自身の中に問いかけて見つけるべきものだ。それは“発見される”ものではなく、“形づくられていく”ものなのだ。」