【6/4生まれ】フランソワ・ケネーの名言3選

西ヨーロッパ

ケネー
「私たちにとって、
すべては物理的なものであり、
道徳はそこから生じる。」

 

ニーチェ
「道徳は、劣った人間たちの群れが、
少数の優れた人々を抑え込むために
使うフィクションにすぎない。」

 

 

ケネー
「計算は経済学にとって、
人体における骨格のようなものである。
計算なしでは、経済学は常に曖昧で
混乱した学問であり、
誤りや偏見に左右されることになる。」

 

モンテスキュー
「商業は最も破壊的な偏見の治療薬である。」

 

 

ケネー
「財産がもたらす安心感がなければ、
土地は未だに耕されていなかっただろう。」

 

ジャン=ジャック・ルソー
「最初に土地を囲い込み、『これは私のものだ』と言い、それを信じるほど単純な人々を見つけた者が、文明社会の真の創始者であった。」

フランソワ・ケネーは、フランスの医師・経済学者であり、重農主義(フィジオクラシー)の創始者として知られています。彼は農業を国の富の源泉と考え、自然法則に基づく経済秩序を提唱しました。代表作には「経済表(Tableau économique)」があり、社会の経済循環を科学的に説明しようと試みました。理性と秩序を重視し、計算や秩序を経済の基盤とする思想は、近代経済学にも影響を与えています。ケネーの思想は、デカルトの合理主義の影響を受けつつ、モンテスキューの法の精神とも共鳴しますが、ルソーの自然状態や感情を重視する思想とはむしろ対照的でした。また、ジョン・ロックの自然権や自由の思想との共通点も指摘されています。

今回の名言は、ケネーがヴィクトール・リケッティ・ド・ミラボー(フランス革命初期の指導者オノーレ・ミラボーの父)に宛てた手紙からの引用を幾つか載せています。

ヴィクトール・ミラボーは、自身の著作『人間の友』を発表した直後にケネーに招かれ、当初の自説への批判を素直に受け入れました。以後はケネーの提唱する重農主義の理論を広めることに力を注ぎ、ケネーの経済思想の普及に大きく貢献しました。また、ミラボー父子の思想は対照的であったとも言われています。

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