「勇敢な者は、脅しの言葉を倹約する。」
9月19日生まれ。コシュート・ラヨシュの名言3選
【リーダーシップ】
「力だけに依存する権力は、しばしば震え上がる理由を持つことになる。」
「誰も自分自身の個性という竪琴を、人々の心に無理やり押しつけることはできない。だが、人々の本能から霊感を引き出す者は、誰でも人々の心の弦を奏でることができる。」
「私はナポレオンやアレクサンドロスにはならない。野心のために働くのではなく、自由と人間の道徳的幸福のために働く。」
【真理】
「語られなかった言葉は、決して害をなさない。」
「中立を恒久的な原則とするのは、弱さの証である。」
「議論が常に真実であるとは限らない。」
「倫理とは、道徳に課せられた義務である、と定義できる。」
「歴史とは、摂理の啓示である。」
「老年は過去の思い出に耽り、時の速さを誤解して、冬の慎重さを盛夏の知恵と取り違える傾向がある。壮年は刹那の悩みに没頭し、“今日”という紙を目の前にかざして、“明日”を覆い隠してしまう。」
【国】
「一国の民の性格を知るには、その家庭を見なければならない。そして、国民的繁栄の広大な基盤を形作る、より卑しい住まいに目を向けるべきである。」
「国民性とは、その国の偉大な人物たちの個性を集約したものである。」
「私の考えでは、政府の形態は国ごとに事情・希望・必要に応じて異なってよい。イングランドは女王を愛し、それを愛する十分な理由を持っている。」
コシュート・ラヨシュは、19世紀のハンガリー独立運動を率いた政治家・思想家です。
1848年の「ハンガリー革命」で国民議会を指導し、オーストリア帝国からの自由と民族独立を訴えました。
雄弁な演説家として知られ、ヨーロッパ各地やアメリカでも大きな支持を集めた彼は、ハンガリーの「国民的英雄」と呼ばれています。
さらに、1890年には彼のもとを訪れたハンガリー人たちの要望に応じて、蝋管に自らのメッセージを録音しました。
この音声記録は現在も残っており、コシュートは 歴史上で肉声を残した最初期の人物のひとり とされています。
その生涯と残した言葉は、今もなお自由・リーダーシップ・国家の在り方を考える上で多くの示唆を与え続けています。
