「人類史の大部分は、“持てる者”と“持たざる者”の不平等な衝突で成り立ってきた。」
9月10日生まれ。ジャレド・ダイアモンドの名言3選

【9/10生まれ】ジャレド・ダイアモンドの名言3選 #ジャレッドダイアモンド #銃病原菌鉄 #文明崩壊
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「歴史が民族ごとに異なる道をたどったのは、人間の生物学的な違いではなく、環境の違いによるものである。」
「今日私たちが直面している主要な脅威は、すべて私たち自身が生み出した問題だ。」
「病気は人類の最大の殺し屋であったため、歴史を決定づける要因でもあった。第二次世界大戦までは、戦争による被害者の多くが傷ではなく戦争に伴う微生物によって命を落としていた。」
「おそらく私たちという種にとって最大の特徴は、動物界の中で唯一、進化の流れに逆らって選択できる能力を持っていることだ。」
ジャレド・ダイアモンドは、アメリカ合衆国の生物地理学者・生理学者・進化生物学者であり、世界的なベストセラー『銃・病原菌・鉄』の著者として知られています。
彼は人類史を「人種や才能の差」ではなく「環境や地理的条件の違い」によって説明し、ヨーロッパのコンキスタドールがインカ帝国を征服できた背景を、銃・病原菌・鉄の力で解き明かしました。また、『文明崩壊』ではイースター島を取り上げ、19世紀の奴隷狩りや疫病流入を認めつつも、文明衰退の主要因は島民自身の森林伐採や資源の浪費にあると論じました。そして「イースター島は地球を小さくした姿」と述べ、環境を破壊すれば文明全体が崩壊することを示す世界の縮小モデルと位置づけています。
その学際的な研究は歴史学・生態学・人類学を横断し、ピュリッツァー賞などを受賞。現代における環境問題や文明の未来に対しても、鋭い警鐘を鳴らし続けています。