一昔前に流行ったインパクトがあった動画-ケインズ対ハイエクのラップバトル

北アメリカ

約10年くらい前だと思いますが、経済学者であるケインズとハイエクに扮する人々が経済に関してラップを通して戦う動画が一部の人々の間で話題になっていました。ミュージックビデオとしても非常にクオリティが高く、ケインズとハイエクの考えを垣間見ることが出来る洒落の利いた名作です。

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これから経済学に関して勉強する方にもおすすめ

経済学者であるケインズとハイエクは互いの考えからライバル的に捉えられることが多いです。ケインズとハイエクの二人に扮する人物たちが、音楽に乗せながらラップで互いの論を戦わせている動画が昔作成されました。

経済学に興味はあるけど何か小難しそうで構えてしまうという方にも特におすすめの動画と言えるでしょう。何か学問を学ぶ場合は、敷居を分けて勉強は勉強として捉え求道者のように励むのも良いとは思います。ただ個人的にはこのような洒落の利いた動画などの媒体を通して、学問に取り組むのも良いと感じます。

また経済学に特に興味がない方でも、この動画見て経済学に関心を持つきっかけになるかもしれません。動画は2つあるのですが、どちらも日本語訳をしてくれた方がいるため字幕を見ながらラップの内容が楽しめます。私もそうですが他言語の場合は、専門用語が入り混じる内容が語られている場合は、まるで知らないような言語に感じしまうほどに理解できない時があります。

実際翻訳の仕事でも重視されるのは言語能力よりも、第一にその翻訳する内容の業界に関して知識があるかないかの方が非常に重要だったりします。ケインズとハイエクに関しては私は以前学んだことはありますが、既に記憶が不確かであったため、対訳が付いているは非常にありがたかったです。

-Fear the Boom and Bust-

ケインズとハイエクの第一弾となるビデオです。ケインズとハイエクの世間からの印象が対照的に描かれており、両者がリズミカルにお互いの論を捲し立てていく姿は当時に非常にインパクトがありました。ちなみにケインズはイングランド出身の経済学者であり官僚である顔もあります。ハイエクはオーストリア出身の経済学、哲学者です。

-Fight of the Century-

ケインズ対ハイエクの第二弾となるこちらのビデオです。ケインズとハイエクのラップの合間に、裁判官の男性が素敵な歌声でトップダウンとボトムダウンのどちらを選べいいのかと問いかける展開になっており、前回のビデオよりメリハリがあります。

思ったより浸透していないように感じた

当時見た時に非常にインパクトがあったため、個人的には今頃はさらに有名なビデオになっていると思っていました。しかし現在経済学を学んでいる他の国の学生の方たちにこのビデオを知っているか尋ねた所、以前と比較するとあまり知らない方が多いようでした。ただ数百人に統計を取ったわけではないためあくまで私の個人的な印象です。

ただ最新作となるマルクスとミーゼスが最近公開されたのですが、再生回数を見る限りではヒットしているように見えます。以前ケインズとハイエクのビデオと比べると再生回数は落ちますが、本当に最近公開されたものなので、これからさらに再生数が伸びるかもしれません。

John Papola(ジョン・パポラ)

ミュージックビデオをご覧になると分かる通り、非常に本格的な映像になっております。どうやらこれらの作品のプロデューサーはアメリカで映像に携わり活躍するジョン・パポラという人物のようです。他にも幾つかの興味深い作品を作成しており、様々な経済学のミュージックビデオを手掛けているようです。こちらの記事でジョン・パポラに関しての詳しい記事や他の作品もご紹介しておりますので、ご関心のある方はこちらもご覧ください。

2019年発表の最新作マルクス対ミーゼスに関する記事はこちら

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