インドネシアの仮面劇-Wayang(ワヤン)

東南アジア

インドネシアには独特の劇のスタイルが存在します。何かの映像で影絵の演劇をご覧になった方もいるのではないでしょうか。インドネシアでは特に影絵の劇が有名ですが、仮面を使用した劇に関してもクローズアップしていきます。

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インドネシアの伝統劇Wayang(ワヤン)

まずはインドマネシアの仮面劇の話をする前に、インドネシアの伝統芸能であるWayang(ワヤン)に関して見ていきましょう。インドネシアの伝統芸能・演劇は総称してワヤンと呼ばれているそうです。Wayangの元々の意味は「影」という意味でしたが、現在ではインドネシアにある多くのスタイルの演劇の総称として使用される言葉になりました。ワヤンの歴史はジャワ島でおおよそ千年超える歴史を持ちます。

Wayang Kulit(ワヤン・クリ)

インドネシアと言えば、中部ジャワ発祥のWayang Kulit(ワヤン・クリ)という程有名な影絵芝居があります。白いスクリーンを貼り、裏から石油ランプなどで人形を照らし劇をするもので、一度は何かで観たことがある方がいるかもしれません。

様々なWayang

影絵ではない人形劇では、西部ジャワ発祥のWayang Golek(ワヤン・ゴレ)があります。この記事で扱うWayang Topeng(ワヤン・トッペン)は東ジャワ、バリ島の辺りが発祥だと言われています。Topengとは仮面という意味があり、「覆う」を表すtupが由来となります。ちなみに人が仮面なしで演じるタイプをWayang Orang(ワヤン・オラン)と言うそうです。

Topeng(トッペン)という言葉は、インドネシアにおいて、祭式などに用いる仮面自体を指すだけではなく、仮面のような化粧をするためのアイテム、仮面を用いた演技などのことまで含む広い意味があります。ちなみに単に仮面という時はKedok(クドック)という言葉を使用するそうです。Topeng(トッペン)とKedok(クドック)の二つの言葉は区別して使用されているようです。

仮面と仮面劇の始まりの時期

仮面劇が始まった時期は11世紀という説もあれば、14世紀の終わり頃と推測している説もあります。ただ仮面劇が生まれるよりずっと前から仮面の作成は始まっていた可能性が高いです。例えばバリにある村であるトルニャンに伝わる、ブルトゥクなどは10世紀より随分前のような造りをした仮面が使用されています。ちなみにブルトゥクに関する記事がこちらにございますので、関心のある方是非ご覧下さい。

太古の仮面ブルトゥクがある風葬で有名なトルニャン村-バリ島
インドネシアの島の1つであるバリ島にあるトルニャン村は太古の名残を色濃く残す村として知られています。どちらかというと風葬を行う村として知られているようです。トルニャンでは他にも太古の仮面ブルトゥクという個性的なものがあります。 古代の仮面...

仮面文化の歩み

当時のインドネシアの辺りにおける仮面は、本来は呪術的な儀式に使用されていたと言われています。その後ジャワ島の東部のブランタス川付近で、仮面演劇のワヤン・トッペンへと派生していったようです。

https://twitter.com/AmbMacArthur/status/1170597992648212481?s=20

仮面文化には呪術的な儀式から劇へと発展していったエリアが多くありますが、さらにそれらの風土には共通したものがあるようです。お読みになった方で、どのようなことが共通しているか途中で気付く方もいるかもしれませんが、さらに仮面と地域の関係性に関して今後も迫っていきます。

ブルトゥクに関する記事はこちら

太古の仮面ブルトゥクがある風葬で有名なトルニャン村-バリ島
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