【5/25生まれ】チトーとブルクハルトの名言3選

北ヨーロッパ

チトー
「歴史の中で、
自らを永続させようとする運動は、
反動的になる。」

 

ブルクハルト
「変わらぬことを幸福とするのは、
おとぎ話の中だけの話だ。
永続とは、すなわち麻痺であり、死である。
ただ動きの中にこそ
――そのすべての痛みとともに――
生命があるのだ。」

 

 

チトー
「私は、2つの文字、3つの言語、4つの宗教、
5つの民族、6つの共和国、7つの隣国、
8つの少数民族を持つ国の指導者である。」

 

ブルクハルト
「中世において、人間は自らを人種、
民族、党派、家族、
組合などの一員としてしか意識していなかった。
イタリアではこのヴェールが
初めて空気のように溶け、
国家やこの世のすべての事柄を客観的に扱い、
考察することが可能になった。」

 

 

チトー
「我々は、我々の民族の兄弟愛と
統一のために血の海を流してきた。
そして、
それを内部から触れたり壊したりすることを、
誰にも決して許さない。」

 

ブルクハルト
「歴史の中で、滅亡への道は常に内なる退廃、
生命の減退によって準備される。
外部からの衝撃が
全体を終わらせるのはその後である。」

ヨシップ・ブロズ・チトーは旧ユーゴスラビアの建国者であり、ソ連型の全体主義とは異なる柔軟な統治モデルを模索し独自の社会主義体制を築いた指導者です。冷戦期には東西両陣営に属さない「非同盟運動」を主導し、多民族国家ユーゴスラビアの統一と独立を維持しました。
チトーは大の車好きで、生涯に約290台を運転したとされ、キャデラックやロールス・ロイスなど多くの高級車を所有していました。また服装にも強いこだわりを持ち、白い制服に勲章を飾った姿で人前に現れ、本人も「若い頃は着飾ることに興味があった」と語っています。1946年にベオグラードを訪れたアルバニアのホッジャは、その豪華さに「屈辱を感じた」と回想しています。葉巻の愛好家としても知られ、キューバのカストロから葉巻を贈られるほどの親交がありました。

ヤーコプ・ブルクハルトは、スイス出身の歴史家・文化思想家です。「ルネサンス」という言葉を広めた代表作『イタリア・ルネサンスの文化』において、芸術・政治・精神の変遷を鋭く描写した。
彼のルネサンス観には、チェーザレ・ボルジアの冷酷な暴力や、拷問死体を客に見せて食事をさせたというドン・フェランテの残虐さの描き方にも見られる様に、官能的で非道徳的な激しさがあります。
彼は、統治制度や歴史哲学、ヘーゲル的体系には関心を持たず、学派も形成しない孤高の歴史家でした。ジョージ・グーチは彼を「時代や民族の心理を理解しようとする歴史家が必ず影響を受ける存在」と評しています。
若きニーチェはバーゼル大学でブルクハルトの講義を受講し、共にショーペンハウアーへ共通の敬意を持ちました。ただ、彼は尊大で自尊心の強い人物であり、ニーチェが近い分野で成功した事には嫉妬していました。それでも彼はニーチェを「特別な人物であり、自らの思索で独自の考えを持つ人」と称賛もしています。

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