【7/11生まれ】アレクサンドル・アファナーシェフの名言3選

東ヨーロッパ

「くよくよするな…
さあ、おやすみ。
夜明けは夜更け前より賢いもんだよ。」

「どの民話にも、
勇気と大胆さが描かれている。
そしてそこにはいつも、
私たち民の姿がある──
たとえ、少々の至らない所や
戯れがあったとしても。」

「人の人生の価値は、
その人が何に
それを価値づけるかによって決まる。」

アレクサンドル・アファナーシェフは、19世紀ロシアの民俗学者です。「ロシアのグリム兄弟」とも称され、口承で語り継がれてきた数百もの民話を収集・記録しました。

それ以前のロシアでは、民俗学的な研究はほとんど行われておらず、物語は文字として残されることも稀でした。10世紀から教会スラヴ語による記録は始まっていましたが、その多くは教会の慣習に関するもので、庶民の語る物語や風俗には目が向けられていませんでした。

そうした中でアファナーシェフは、失われかけていた民衆の声をすくい上げ、600を超える民話や伝承を体系的に編纂しました。その収集数は世界的にも最大規模とされ、彼はロシア民話研究の第一人者として広く認められています。

代表的な著作には、1870年にモスクワで初版が出版された『ロシアの子供のおとぎ話』«Русские детские сказки»(第2版は1886年)があり、これは海外でも紹介されました。また、民衆文化の生々しい側面を記録した作品として、『ロシアの秘められたおとぎ話』«Русские заветные сказки»があります。これはエロティックな要素を含んだロシアの民話を集めたもので、検閲を避けて19世紀末にスイスのジュネーブで最初に出版されました。

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