ボリバル
「一人の人間がすべての権力を握る国から逃れよ。そこは奴隷の国だ。」
デュマ
「一人はみんなのために、みんなは一人のために。」
ボリバル
「民衆が身を置く無知こそが、彼らが自らの幸福に反する誤りを犯す原因となる。」
デュマ
「この世には、幸福も不幸も存在しない。
あるのは、ただ一つの状態と別の状態との比較だけだ。それ以上のものではない。
最も深い悲しみを味わった者だけが、至高の幸福を味わうことができるのだ。」
ボリバル
「革命に仕える者は、海に鋤を入れるようなものだ。」
デュマ
「物事を正しく行うには二度行わねばならない。一度目が二度目を導く。」
シモン・ボリバルは南米独立の英雄。
18~19世紀の南アメリカで、スペインの植民地支配からの独立を指導した革命家・政治家です。
「解放者(エル・リベラドール)」と呼ばれ、ベネズエラ、コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビアの独立に貢献しました。
戦争と政治の両面でリーダーシップを発揮し、「自由」と「統一」を訴え続けました。
アレクサンドル・デュマはフランスの小説家。
彼の父、トマ=アレクサンドルは、フランス領サン=ドマング(現在のハイチ)で、フランス貴族の父と黒人奴隷の母との間に生まれた混血児(ムラート)でした。
19世紀のフランスを代表する作家で、冒険小説や歴史小説の巨匠です。
代表作に『三銃士』『モンテ・クリスト伯』『二十年後』などがあります。
波乱万丈な物語と生き生きした人物描写で知られ、多くの作品が映画や舞台にもなっています。
「大デュマ」と呼ばれるのは、息子(小デュマ)も有名な作家だったため。