私の周りにいた犯罪者-横領者編

雑記

最近のニュースでは着服したお金で馬や高級車を購入してた女性の事件で騒がれていますが、私の周りでも横領事件を起こした者が何人かいました。容疑者の女性は二面性のある生活をしていたようです。彼らが普段どのような人物だったかに関して述べていきます。

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過去に2回ほど遭遇

細かい横領を行う人々は幾人か見たことがあります。ただ数億円までは行かなくても、数十万から数百万の横領と言える事件に遭遇したのは、過去2回ほどです。横領を行う者全てが同じタイプでないのは当然ですが、今回は二面性のある者と、いかにも行いそうな者の二者に関して述べていきます。

1人目-あの人がまさか⁉︎というタイプ

最初に多額の横領をしていた人に遭遇したのは、ある仕事に従事した時でした。しかもそこの職場で働くようになってすぐ横領が発覚したため、正直その人がどのような人物だったかあまり分かりません。ただ周りの同僚からの話では、非常に上から信頼されていて頼りになる人物だったようです。よく聞く典型的な横領犯像と言えるでしょう。

二面性があった

今回話題になっている馬6頭に高級外車を購入していた女性は、職場で信頼されていたのか分かりませんが、近所ではそこまで贅沢に見える生活をしている人に見えないという話が流れています。このような点ではあの人がまさか?!という点では類似しています。最初私が遭遇した横領者の印象は、非常に良い人でも悪い人でもないといった感じでした。まあ入ったばかりの人間に接する場合はそのような感じかもしれません。

ただ話を聞く限りでは同僚たちも同じような印象があったようです。それゆえに上からどんどん信頼されていきお金を司るポジションを任されてたのかもしれません。1人目に関してはこのような程度の話しかありませんが、これから登場する2人目に関してはより具体的に述べていきます。

2人目-いかにもやりかねない感じのタイプ

1人目とは真逆の印象のあるタイプでした。こちらはまた違う職場で遭遇した人物です。その人は職場での私の直属の上司でした。正直個人的にはそこまで嫌いではなかった人ではあります。ただ金の面が非常にだらしなく、そのあたりを上手くガードして付き合えば良い人とも言えました。始終そうでしたが話の分かる上司でした。またフランクな言葉使いを部下にも要望し、フラットなコミュケーションを求めるアピールをしていました。

また大勢で同僚の内の一人の家で飲む時にもしばしば顔を出すほど溶け込んでいました。その際は買い出しに行く者に何買ってきても良いと自身の財布ごと渡す気前の良さを見せていました。私は気前よくお金を使えるのは何故なのかと尋ねたことがありした。どうやら大学の時に部活の先輩後輩などの習慣で、このようにお金を使うようになったと言っていました。

貸した人に奢る

ただ金のない時でも羽振りが良く、部下から金を借りて、部下たちに奢るといった感じでした。しかし後日でもきちんと返せばいいのですが、なかなか金が返ってこないと噂になっていました。とは言え基本的にはそれ以上部下たちは奢ってもらってはいたしお小遣いを貰ってる者もいました。みんな人の良い方が多かったため、そこまで返済を強く求める者はいませんでした。

おそらく部下からも借りつつ、それ以上に何らかの機関でも借りていたのかもしれません。私の場合はきちんと早い段階で取り立てました。個人的にはこのようなタイプに強く返済を迫るのは、彼自身にとっても結果的に良いことになると勝手に考えていました。ただ返済したとしても、その後はお金をその人に貸すことは私は出来ませんが。。。察してたのかその後お金を貸してくれと私へ頼み込むことはありませんでした。

とは言え職場での付き合いは変わらず良好でした。あまり根に持たないタイプにも見えましたが、どちらかというと見切りが早いといった感じかもしれません。
私は明確な期限をその人に言わせて、早い段階で返済してもらいましたが、他の部下のほとんどは横領事件が発覚してから返して貰いました。

ちなみにお決まりのフレーズがあり、変なこと聞いて良い?といってお金を借りることを試みます。見ているとターゲットが少しだけ神経を使う仕事に取り掛かるタイミングで、気まずそうな雰囲気でやってくるパターンが多かったです。ターゲットが他の事に気がいっており、咄嗟に別のことに思考があまり回らないタイミングを見計らっているようでした。ただ神経質なタイプにはこのタイミングでは声を掛けていませんでした。

女性にだらしない

女性にもだらしないタイプで結婚はしていたのですが、社内で不倫もしていました。嫁と離婚を考えているとは言っていましたが、おそらく嫁にも金銭的に頼ってるタイプに見えました。その人は基本的には人当たりも良く、性格も憎めないタイプです。遊び人に良いも悪いもないですが、特に職場内で女性にだらしないタイプはタチが悪いという印象は、その人を見てて色濃くつきました。

恋愛遍歴を聞いていても、基本職場でちょっかいをかけているケースばかりでした。あれだけ職場で自信満々にアプローチし、意気揚々と周りにアプローチの仕方を語るにも関わらず、ナンパに関しては自信がないときっぱり言い切ります。そんな所に潔さを感じました。余談ですが、過去の話を聞いた限りでは、保守的な人生を歩んでいるように感じました。

何か違和感はあった

その人のように保守的な歩みで進むと、このような感じのスパイダー系が生まれるのかもしれません。ただ保守的でありつつも潔く認める所は認める点が、当時の私には好感の持てる部分であったと同時に非常に意外でした。なぜならあのようなベクトルで保守的で見栄を張ってしまうタイプは、万能的なアピールをするものが多かったからです。

ひょっとして何処かしらの言動がオブラートに包まれており、事実に歪みがあったのかもしれません。基本的に聞き上手ではあるし、時折楽しそうに感情的になる点、信用出来そうな人間に見えます。虚言癖は多少ありましたがサイコパスタイプでもなく、おそらく本当に一部分がダメ人間なのでしょう。ただ話だけではなく、実際同僚の女性にもモテたのではないでしょうか。

しかしその人を見ていると、あれだけ羽振り良く振る舞っていたらキツイのでは無いかなという印象は常にありました。おそらく女性とデートする時も非常に羽振りよく奢っていたのではないかと思います。とは言えお金大丈夫ですか?といった話をその人ににするわけにはいきません。。想像ではありますが、羽振り良く奢っては、交際相手にもちょくちょくお金を騙し騙し借りていたのではないかと思います。

横領の発覚

周囲の人々がお金を返しもらってないと騒ぐ勢いが激しくなり、幾日かしてからその人の横領が発覚します。もちろん首になりました。そしてその人より上の役職の人々私たちに貸し借りの有無を尋ねて回りました。様々なことが精算され、その人は部下の一人一人に土下座して謝って私たちの前に二度と現れることはなくなりました。

後日談

後日談を聞いたところ、その人にはある過去がありました。ひょっとして女癖が悪くなったり、横領を起こす至ったのは過去が影響しているのかもしれません。その人は職場で酷い暴行を受けしばらく入院していたようです。ただ加害者である上司を訴えることなく、そのまま退院後も職場に復帰しました。大きな復讐をするために横領をしていたのかとも思いました。ただ元々お金に病的にだらしない感じがします。

横領者と言えど様々なタイプがいる

自分だったらバレないだろうという思いから横領を働いてしまうのが、典型的なタイプとは一概には言えないと思いました。どちらかというやはり多くのケースは最初は少額からいつの間か信じられないような大金にまで手を付けてしまうケースも多いのかもしれません。ただ今回話題になっていた馬を買った女性のように、近所とは違うコミュニティで二面性があるという点では、私も少しは当てはまる点はあります。

その女性に会った事はないのためどのような人物かは本当のところは分かりませんが、職場の自分とプライベートの自分は違うため、多少自分にもそのような願望があるのかもしれません。また私のような人は少なくないと感じます。私の場合はずっとオンの状態でいるのがしんどいので見た目を変えることでスイッチを変えるといった感じです。

たまたまそのスイッチがお金を使用してという点でなかったため犯罪者にならずに済んだのかもしれません。ただ自分の場合は願望だとしても、仮面ライダーやスーパーマン的なものかもしれません。2人目のケースは二面性という感じはありませんでしたが、闇を抱えている感じはありました。関わり合わない方が良いタイプではありますが、どこか憎めない所もあるため、情が移らないように距離を置くことが必要なケースに感じます。

元からなのか暴行事件から何かが変わったのか私には知る由もありません。現在は私も生活の考え方が変わってしまったため、その人とは楽しくつるむことは出来ないでしょう。ただ仮につるめたとして、お金の面だけ関わらなければ、それなりに楽しい付き合いが出来るかもしれません。とは言え何処かでその人のせいで泣いてる人はいるでしょう。

その人を思い出すと根は良い人だけど、、、という言葉が浮かびます。人ごとではありますが、良い方向に変わったことを陰ながら願ってます。今話題の横領事件を見ながら、自身の身近にいた横領事件を起こした人を思い出していました。

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