怪我人を多く抱えているシーホークス、あまり調子は良さそうに感じないパッカーズというイメージがあります。パッカーズがシーホークスを難なく降すと予想してましたが、思った以上に好ゲームとなりました。今回のプレイオフでは特に拮抗した熱い勝負だったと思います。
パッカーズ対シーホークス前半戦
パッカーズの初手はアーロン・ジョーンズのランでファーストダウンを獲得します。続いてアダムスへのパスでファーストダウンを決めました。今季のオフェンスで目立ってる2人によって、わずか二手で敵陣に入ります。敵陣20ヤード付近3rd7からから奥に放り、アダムスがキャッチし一気にタッチダウンと出だしから好調そうです。
シーホークスの立ち上がりの攻撃
こちらの試合はこの日の前試合のように、スペシャルチームで波乱は起きなそうでした。ただいきなりファンブルらしきプレイが出ます。すかさずパッカーズがチャレンジをしターンオーバーの判定を狙いました。結果はホリスターのファンブルは確定でしたが、パッカーズ側がちちんとリカバーしていないという判定にり、シーホークスの攻撃続行となります。
第1クォーター終盤
一進一退の攻防が続く両チームに動きはありません。第1クォーター残り2分になり、シーホークスが敵陣30ヤードに迫り得点のチャンスを迎えます。しかし3rd7でパス通らず、キックを決めてとりあえず3点返しました。シーホークスの得点に呼応したかのように、パッカーズはまたテンポが出てきます。三連続一発でファーストダウンを取り続けました。
敵陣に入りようやく、一発ファーストダウンが止まります。アーロン・ジョーンズへのスクリーンでファーストダウンと思いきやパックパスーズ側の反則で無効になりました。その後アダムスに放った時にシーホークス側がインターフェアを取られ、一気に15ヤードまで迫ります。シーホークスは再びオフサイドを冒してします。パッカーズの攻撃は進みエンドゾーンまであと僅かになりました。
しかしロジャースの手渡し気味のパスを受け手が取れずあわやファンブルというプレイがでました。ただ判定はパスインコプリートで救われます。昔からパッカーズは時折このようなよく噛み合わないシーンが何度かある印象があります。マッカーシーが退任してからもこの辺りは同じような感じなのでしょうか。
3rdダウンエンドゾーン間近
アーロン・ジョーンズが中央へ押し込みます。際どい判定でしたがタッチダウンとなり13対3で10点差となりまりました。シーホークスも負けじとアグレッシブに攻めていきます。まずはロケットのキャッチにより一気に50ヤードまで前進し、ブートレッグからメットカーフへのパスが通り35ヤードまで詰め寄りました。
即7点返せるか?
勢いが出てきたシーホークスが突如流れを止められてしまいます。パッカーズがオーバーロードブリッツを仕掛けてカーベンがウィルソンをサックしてしまいました。3rdダウン8はインコプートに終わりシーホークス勢いは削がれました。さらに追い討ちをかけるようにフィールドゴールまで失敗するという散々なドライブとなってしまいました。
パッカーズはより加速
まずさアービンのロングランで一気に敵陣40 ヤードまで侵入しました。シーホークスはここはなんとしても防ぎたいところですがまたもや反則、、シュテルベルガーへクラウニーの手がかかり反則とみなされファーストダウン更新で、あっという間に残り13ヤードまで進んでしまいます。
ロジャースの初スニーク
パッカーズはじわりじわりと時間を潰しながら進みます。3rdダウン1でエンドゾーン間近から、ロジャースがスニークをして決めてファーストダウン更新してしまいました。どうやらロジャースはキャリアでも初のスニークをしたようです。言われてみればロジャースがスニークしたことは見たことないようなら気がします。
またもやクラウニー
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またもやクラウニーが反則してしまいます。オフサイドを犯し、そのアーロン・ジョーンズが中央からホールを見つけてタッチダウンを決めました。クラウニーは自分を責めるかのようにら何度も何度も自身の頭を叩いています。
パッカーズの歴史
ランボーでの試合で、かつパッカーズのリードで折り返す試合は、必ず勝っているという歴史があります。しかし前回鳥対決のジンクスを破ったシーホークスが、この記録さえも打ち破る可能性もなくはないです。
まだタイムが残っている
パッカーズの攻撃終了時には、まだ1分30秒ほど残りました。シーホークスは充分得点出来るタイムが残っています。シーホークスにチャンスが生じる兆しかのように、パッカーズは12人フィールドにいる反則を犯しました。少々前進し残り数秒となります。そこでヘイルメリーを投げましたが、見事得点とはなりませんでした。21対3と大差がついたまま折り返すことになります。
パッカーズ対シーホークス後半戦
シーホークスは3rdダウンといきなり追い詰められますが、ウィルソンが自ら22ヤード走り敵陣の40ヤード付近までゲインしました。このような場面で決めてくるのは流石ウィルソンといった所でしょうか。地道にリンチも絡ませて、攻め方としてはいい感じにも見えます。
シーホークスは地道に攻める
リンチはそれほどゲイン出てないですが、それでも出し続けるところは流石シーホークスと思いました。そして丁度良いタイミングでプレイアクションから、またしてもメットカーフにパスが決まり20ヤード付近まで詰めます。余談ですがシーホークスとバイキングスのインスタは特に洒落ていて面白いです。
エンドゾーン付近3rd4
ホリスターにパスし、ファーストダウンかどうか際どいプレイが出ました。そしてパッカーズ側のサリバンも怪我してしまいまい、うつ伏せに倒れ微動だにしなくなり、緊張が走りました。
リンチのセカンドエフォート
ロケットへのパスはぎりぎりタッチダウンならずでしたが、ここでエンドゾーンで前試合でも魅せたリンチがタッチダウンを決めます。リンチのセカンドエフォートはイーグルス戦に続き相変わらず強力なようです。そして21対10となりシーホークスの反撃モードになります。
アダムスが一気に
ロジャースはジミー・グラハムへのミスマッチを見逃さず、パスを放りロングゲインを獲得しました。これはこの試合でのジミー・グラハムの初キャッチです。敵陣45ヤード付近に入り、ロジャースが当然のようにアダムスにパスを通しました。しかしそれだけでは終わらず、残り20ヤードほどをアダムスは一気に駆け上がりタッチダウンし返します。久々にロジャースがニヤついていたようにも見えます。
パッカーズの勢いに惑わされず
自陣15ヤードから刻み続け確実に進んでいきます。テンポよくミドルのゲインを繰り返し敵陣まで進みました。しかしすでに第3クォーターは4分を切っており、焦りが生じるシチュエーションです。
しかし25ヤード付近では、ターゲット空いてないと見るや、臨機応変にウィルソンからウィルソンに至近距離からのパスが通り起死回生のゲインをしました。この試合でも基本的にリンチのランは出ていませんが、相手に疲弊を与えるという点では充分に作用してそうです。ロケットにパスを通しタッチダウンし、まだまだパッカーズに食らいつきます。差は再び11点差。
シーホークスの正念場
シーホークスをまた引き離すかと思われましたが、シーホークスのディフェンスの頑張りもありファーストダウン更新とはいきませんでした。そして再びシーホークスの攻撃、ここが正念場と言えるでしょう。
イエローフラッグからのからのフリープレイで、ロケットにパスを放り自陣40ヤード付近まで進みます。この時キングとロケットのメットがぶつかり、キングが負傷したようです。どちらかというとロケットの方がヤバそうに見えましたが、ロケットは平気のようでした。
50ヤード付近ウィルソンウィルソン
ウィルソンがタックルを掻い潜り、スクランブルからのウィルソンからウィルソンにバックパスをしました。しかしゲインならず、、私はまだQBのウィルソンがずっと運んでるかと思いました。この試合では至近距離からのウィルソン、ウィルソンへのパスが印象的でした。
パッカーズ側に負傷者続出
30ヤード付近のランでパッカーズのノーズタックルであるランカスターが負傷し、立ち上がることが出来ないようでした。20ヤード付近ではホーマーへ見事なパスが通りました。そしてまたもやパッカーズ側の負傷、、、ついにスミスブラザースのプレストンの方が負傷します。どうやら原因は味方同士の衝突のようです。
残り5ヤード付近でまたもやリンチ
Together through it all. pic.twitter.com/0xE6ujpYRm
— Seattle Seahawks (@Seahawks) January 13, 2020
リンチがゲインし、エンドゾーンまであとわずかになります。そして再びリンチが押し切り安定したタッチダウンを魅せました。今もなお要所で活躍するリンチを観ることが出来て感無量です。
ツーポイントコンバージョン失敗
この時点で5点差であるためツーポイントを仕掛けます。しかしアレクサンダーの高速コーナーブリッツでウィルソンはサックされてしまいます。ウィルソンを味方が守り損ねたため、高速サックになったようです。そして28対23となりました。ツーポイント失敗はしたものの良い勝負になってきました。
パッカーズが希望を打ち砕くか?
残り8分ほど自陣28ヤード付近で、悉く攻撃を防がれました。万事休すと思われた3rdダウンで、アリソンが好レシーブをして攻撃権を繋ぎとめます。ロジャースは指を指しながら、心の中で力強く成功を握りしめているようでした。
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— Ryan B (@SEAPunk502) January 13, 2020
好プレイの後は、瞬く間にゲインを重ねていき、あっという間に敵陣40ヤードまてま攻め込みます。しかし3rdダウン9でシャキーム・グリフィンの好サックが炸裂。クラウニーに対して周りが気を取られすぎているため、サックが決まったようにも見えました。
これは非常に大きなチャンスと言えるでしょう。少々中途半端に時間が残っているのが気がかりですが、、シーホークスが点をとって逆転しても、ロジャースのよくある劇的タッチダウンが待っていそうな気がしてしまいます。
残り4分50秒ほどから
シーホークスの逆襲への道は23ヤード付近からスタートになります。このぐらい深い地点からのスタートの方が上手く時間を使えそうで良いかもしれません。まずはウィルソンが走りファーストダウン獲得します。しかしその後3rdダウン5のシチュエーションを迎えることになります。ここでプレストン・スミスがウィルソンをサックして、🙆♀️あえなくパント、、、
2ミニッツ後の攻撃権
2ミニッツに強い両QBだけに、どちらのチームが2ミニッツ後に攻撃権を持っているかというのことも肝になってきそうです。まだまだ勝敗は分かりません。2ndダウン8でロジャースが右に流れて、クラウニーの猛突進を避けきれずゲイン出来ませんでした。しかし3rdダウンに、アダムスがファーストダウンを更新してしまいます。パッカーズの勝利への決定打と言えた場面かもしれません。
2ミニッツはパッカーズ
2ndダウン8のランが防がれた所で、再び3rd8のシチュエーションを迎えます。そしてこの時点で2ミニッツに入りました。シーホークのタイムは残り1つで、ロジャースがスラントを走るジミー・グラハムに投げ込みます。ジミー・グラハムは見事キャッチしました。
ただ判定は際どいラインとなり、レビューになり、運命は審判に委ねられます。しかしファーストダウンの判定は覆らず、決着が着きました。確かに映像ではジミー・グラハムの肩でボールが隠れており、なんとも言えない感じです。しかし最初の判定はファーストダウンのため、レビューを確認しても覆りませんでした。そしてニールダウンからのゲームセット。
パッカーズ対シーホークス戦の感想
パッカーズ怪我人が出過ぎいるようで、ナイナーズ戦を前にキツそうです。最初から最後まで見応えのある勝負で、あっという間に時間が過ぎていったような気がしました。シーホークスの追い上げも素晴らしく、今回のプレイオフで1番熱い試合でした。NFLはやはり面白いですね。
シーホークスの追い上げは観てて安心感があります。この試合を見るまではパッカーズとナイナーズなら、パッカーズに分がありそうだと思っていました。バイキングを強引にねじ伏せたナイナーズと、死闘を制して上がったてきたパッカーズ。勝ち上がり方ではパッカーズの方が強そうに感じます。