チームス対テキサンズはある意味凄まじい試合となりました。実力的にはチーフス、勢い的にはイーブンといった印象を持っていました。予想以上にテキサンズがもっていたような気がしました。このような試合を観れて今季は非常にカラフルなシーズンのようです。
チーフス対テキサンズ前半戦
チーフスとテキサンズの戦いは序盤から試合が決してしまうような波乱が起こります。今年のプレイオフはアップセット続きでしたが、この試合も同様の結果を迎えてしまうのでしょうか。
テキサンズ開幕してすぐ大幅リード
先行はテキサンズで、いきなりピッグプレイを決めてしまいます。スティルスが完全なワイドオープンになりタッチダウンを決めました。ものの数秒の出来事です。今年のテキサンズは一味違うのかもしれません。
早くもチーフスに攻撃が回ってきますが、ファーストダウンがとれなくパントになりました。ここでまたしてもビックプレイ、、、ミンゴがパントをブロックし、そこにロニー・ジョンソンがか流れ込みそのままタッチダウンしてしまいます。またたくまに2ポゼッション差になりました。0対14何か極々最近見たような点差、、、
束の間の膠着状態
再びチーフスの攻撃になります。ケルシーはこの流れの悪い中でも安定感があるようです。一気に14点リードされはしましたがチーフスは落ち着いて攻撃をしているようにも見えます。と思ったの束の間、リズムは続かずデマーカス・ロビンソンの落球、、そしてパント、、そしてテキサンズの攻撃になり、ますます勢いが増すかとも思われましたが、攻撃が続かずこちらもパント、、膠着状態のと到来でしょうか。
テキサンズの天運はまだまだ続く
しかしまだまだテキサンズに天運があるようです。リターナーに入ったヒルがボールをキャッチし損ねるという味方にダメ押しのような大失態をしてしまいます。テキサンズはこの気を逃さず素早くボールに手を伸ばしターンオーバー、、テキサンズまたしても絶好のチャンス当来です。敵陣の第1クォーター前半ですでに3ポゼッション差も開きますした。エンドゾーン付近から攻撃をスタートさせ難なくタッチダウンを決めました。
ただレイブンズ対タイタンズ戦のように大きくリードされて、追う立場の方がちょくちょく得点するわけではなく、圧倒的なリードとなっている状態と言えるでしょう。ただレイブンズのケースの前半と違って、大きくリードされています。ここまでくると逆にチーフスが開き直って功を奏するプレイをしていくかもしれません。
まだまだ余裕がありそうなマホームズ
点差だけを見るとレイブンズの二の舞にはなりかねないですが、AFCの第2シードも同じ道を歩むのでしょうか。ただチーフスのドライブはパントに終わりましたが、マホームズの表情を見る限りでは穏やかな感じで、まだまだ逆転出来ることを知っているかのようでした。
テキサンズの攻撃
反則などもしながら特にペースは絶好調とは言えないようにも見えます。クラウドノイズの面でもチーフスファンの歓声も力強く、まだ元気があります。余談ですがレイブンズはホームでありながら、後半はクラウドノイズが自身の心境とシンクロするかのように無くなっていったことをふと思い出しました、、
まだテキサンズの天運は衰えず
Fairbairn's 31-yard FG is GOOD.
24-0 | 10:54 2Q#HOUvsKC pic.twitter.com/VifYiZ2lSs
— Houston Texans (@HoustonTexans) January 12, 2020
結局レッドゾーンまで侵入していき、3rd9からデューク・ジョンソンがファーストダウンラインまで迫りましたが1ヤード足りませんでした。ギャンブルに行く様相を見せていましたが、テキサンズがタイムを取りクールダウンします。実際ここはキックで充分のように感じます。テキサンズの決断もキックなりじわりと点差を広げました。この時点でもう24点入れています。
スペシャルの借りはスペシャルで
チーフスはまだまともに攻撃を展開していない印象ですが、ここで反撃の兆しが顔を出しました。ハードマンのリターナーで敵陣40ヤード付近まで一気迫る渾身のランを魅せます。スペシャルの借りをスペシャルで返すようなビックプレイが炸裂しました。
そしてまたしてもケルシー。パスを受け一気に20ヤードまで迫り吠えています。そしてデイミエン・ウィリアムスへのパスでテンポ良く即タッチダウンをもぎ取りました。リターを含めたった3プレイで得点します。逆転の潮流へ見事に乗っかるようなドライブでした。ただ依然として一歩判断を間違えば叩き落とされるような張り詰めた位置だとは思います。
サッグスが流れを後押し?
We have claimed DE Terrell Suggs off waivers. pic.twitter.com/1sJu6BWbBp
— Kansas City Chiefs (@Chiefs) December 17, 2019
チーフスの鮮やかなドライブ後だというのに、一発目からテキサンズこランが伸びます。しかしここで、勢いに小さな傷を付けるかのようにサッグスがラン止めました。その後もテキサンズの攻撃が続かず流れの傷口は徐々に広がっていきました。
またしてもスペシャルチームで波乱?!
.@7BOOMERESIASON and @GioWFAN debate #Texans' fake-punt call vs. #Chiefs. https://t.co/vugmBWzy0A pic.twitter.com/rPCcmnxG4O
— WFAN Sports Radio (@WFAN660) January 14, 2020
テキサンズは依然として大量リードしています。しかしここでまさかのフェイクパントを仕掛けてきました。しかし、、チーフスが見事なタックルで止めてしまいます。テキサンズは天運を自ら投げ出してしまったプレイコールと言えるでしょう。思わぬリードをしてしまったため、他のシチュエーションで使うはずだったプレイをつい選んでしまったのでしょうか、、
ここが攻め時のチーフス
ターンオーバーからビックプレイ狙うが、1投目パスインコプリートに終わります。二発目も深いとこに投げて同様に失敗か、、と思いきや前半で目立ったロニー・ジョンソンがここで致命的なパスインターフェアランスを犯しました。そしてエンドゾーンまで5ヤードまでチーフスが前進します。
バンチで他を散らしてからのど真ん中エンドゾーン付近に侵入したケルシーへ見事にパスを決め、14対24と追い上げてきます。点差こそ離れていますが、捲れそうな勢いがあります。
またしてもスペシャル、これがモメンタム
テキサンズのリターナーディアンドレ・カーターがファンブルしてしまいます。この時のファンブルは起きてもさほど驚かなかったです。まさにモメンタムといった感じがしました。そしてチーフスがエンドゾーン付近から再び攻撃を開始します。マホームズが右に流れながら、ケルシーにパスを出し、見事タッチダウンとし20対24になりました。
解説の村田さんの反応
今回はG+で観ていたのですが、リアクションも解説も見ものでもあるチーフスファンの村田さんがここまで大人しい感じがしました。あまりの急激な展開にいつもよりリアクションが逆に少なくなってしまったのでしょうか。特にこの試合は村田さんの表情をモニターで観てみたかった、、個人的には解説陣のリアクションでは村田さんと奈知さんは双璧で楽しかったです。最近は奈知さんを見かけなくなりましたが、、
天運から地運の勝負へ
この2チームの試合は前座の派手なライブが終わり、これから本番といった所でしょうか。テキサンズはフリーフラッカーのようなものを仕掛け、取り損ねたりして騒ついたプレイをしているようでした。そしてパントとなりチーフスへ。
格上が大差から追いついてくると
実力的に上のチームが大ピンチから巻き返して並んでしまうと、追いつかれては側は点数以上のプレッシャーがのしかかるでしょう。案の定またしてもテキサンズのインターフェアを犯してしまいます。これに乗じてチーフス攻撃の勢いが倍になります。フィールドゴール圏内まで入り、またもやケルシーが大幅にゲイン、からのマホームズもランで稼ぎます。
ワットの表情
ワットが映ったシーンがありましたが、非常に苦しそうでした。最近のワットの顔はあまり見てないですが、前はもっと目つきを細めて顔に力が入っていかにも疲れている感じが出ていました。しかし今回のワットの表情は顔にも力を入れることが出来ない程、正気が無いような表情に見えました。
he has it
エンドゾーン付近の3rdダウンでマホームズ左に流れ、2〜3人に囲まれそうになっていました。このままタッチダウン取れずにボールデッドか?と思いきや、目の前にいるケルシーにボウルをちょこんと投げてまたしてもタッチダウンを奪ってしまいます。前半戦の蓋を開けてみると、27対24でチーフスが逆転してしまいました。
残り38秒ほど残る
テキサンズもまたまだ天運が微かに残っています。流れが完全に死んだわけではなく、ロング一本通しフィールドゴール圏内間近まで迫りました。ここでワトソンにサッグスがサックしかかりますが辛うじて回避します。その後の攻撃でワトソンが走り込み3秒残しました。ただ51ヤードのゴールは成功しませんでした。
チーフス対テキサンズ後半戦
テキサンズがリターナーを直ぐに止めました。しかしテキサンズがオフサイド犯してしまい、フリープレイ状態からランアフターキャッチで敵陣30ヤード付近まで侵入を許してしまいます。順調に歩を進め、エンドゾーン付近でダニエン・ウィリアムがランで押し込みタッチダウンします。しかしその後トライフォーポイントのキック外していました。
反則がコンスタントに出る
チーフスも同様にリターナーを直ぐに止めました。しかし幸先悪くテキサンズはイーリガルフォーメションを犯しました。しばしばテキサンズが反則をしてしまいます。3rdダウンでパスを投げようとしますが、ターゲットが空いていません。ワトソンが逃げまくりながらスクリメージラインを目指しますが、更新できませんでした。
インターフェアで試合を有利に進行
チーフスの攻撃は順調に進まみ、またしてもロングを放りパスインターフェアを誘発させました。一気にエンドゾーン付近まで迫り、双方が反則を交互に犯した後に、またデイミエン・ウィリアムスが中央へんのランでタッチダウンをします。すでに点差は20点近く開いてしまいました。
トリックプレイも不発に終わる
テキサンズはなんとか敵陣まで入ると、トリックプレイを仕掛けました。しかし不発に終わり、かつワトソンのリリースが遅れたためダウン扱いとなり14ヤードロスという散々な結果でした。
悪い流れを断ち切るような好プレイ
しかしここでフラーが見事なキャッチを見せ、エンドゾーン5ヤードまで迫りました。そしてワトソンが自らボールを運びタッチダウンを決めます。41対31となり、多少もテキサンズが捲り返す希望も微かに出てきました。
安定のケルシーとのホットライン
テキサンズのディフェンスのオフサイドから、またまたフリープレイのチャンスを迎え、サミーワトキンスが敵陣深くへのパスをキャッチします。そしてTEブレイク・ベルへパスをし、そのままあっさりタッチダウン奪います。ただチーフスとしてはもう少し時間を潰したかったドライブかもしれません。ドライブ終了が速すぎる感じがしました。
48対31
テキサンズの攻撃はそこそこパスを通して進みましたがが、50ヤード付近で更新できず、、、そしてタイム後にギャンブルをしましたが失敗に終わりました。
チーフスはテキサンズを左右に振りまわしながら攻撃を進めていきます。レッドゾーン3rd6からのスクリーンをテキサンズが止めて、フィールドゴールの追加点を入れました。点差は丁度20点になります。
残り5分経過
テキサンズオフェンスは落球が続き、ギャンブルも失敗に終わります。チーフスはここで3プレイともランをして時間をじっくり潰し、テキサンズに攻撃権を返します。そしてテキサンズの攻撃が終わり、チーフスがニールダウンをしてゲームセットとなりました。
チーフス対テキサンズ戦の感想
前半の大ピンチからそこまで動揺もなく、ミスをしながらでしたが捲っていったチーフスの強さを感じました。昨日のに試合と違ってあまりランが無かったので時間が長かったです。大逆転があったものの、そこまで劇的な感じはなかったようにも感じてしまいます。レイブンズが敗退したショックが抜け切れてないからなのかもしれません、、、テキサンズファンの方もそうかもしれませんが、絶頂から叩き落とされたショックは思った以上に衝撃強かったです、、
チーフスとテキサンズではやはり前半が肝になってくるでしょうか。今回の前半のような展開にまたチーフスがなった場合タイタンズを捲ることは難しいとは思います。昔の話ですが確かチーフスは中央のランに弱いという話を聞いたことがあったような、、それだとタイタンズ相手だと厳しそうな気が、ただチーフスが最初からオフェンス全開だとタイタンズでは追いつけないとは思います。
タイタンズは70点くらいの選手がほとんどと言える気がします。ただレイブンズ戦を見た限り、彼らは今出来る仕事をきっちりと遂行する確実さが非常に驚異だと思いました。何か大きな揺れがある場合はタイタンズが有利かもしれません。今季の予想は外れまくっていますが、、チーフス対タイタンズは、タイタンズを応援すると思います。タイタンズのようなフットボールの試合の進め方は観ていて個人的に面白いです。