最近AI画伯で様々な肖像画を作っているのですが、インスタのストーリーと組み合わせて何か出来ないかと思いました。そこで多少のテロップを交えながら、肖像画とインスタに入っている音楽を組み合わさて動画を作成してみました。
※動画に関してはinstaのheroherotusのハイライトにまとめてあります。
選曲に関して
シグルズとイーヴァルに関しては最初から決まっていました。他はSKÁLDの曲がマッチし過ぎて迷いました。その人物をタイトルにした曲が他のアーティストの作品で幾つかあり迷いました。
曲で迷ったのはラゲルサとアスラウグ
ラグナルを語る上で特に欠かせない2人の女性にラゲルサとアスラウグがいます。基本男性の人物が流れてくるムービーの為、アクセントとなる女性に関しては特に気にかけてしまいます。
ラゲルサに関して
ラゲルサの曲に関しては特に迷いました。単品ならfrantic amberのlagertha(ラゲルサ)というタイトルの曲の方がマッチする気がしましたが、ラグナル編を通して観た場合は、SKÁLDのRÚNの方が流れに合う感じがしました。インスタのストーリーから持ってくる音楽は、最長15秒までになっています。RÚNに関しては静寂から始まり、後半に声をあげる展開の部分を切り取り使用しています。丁度15秒に収まって良かったです。
トーラの後にアスラウグが来る
トーラという女性には正統派の演出をしました。また次には再び女性であるアスラウグが登場する為、変化を付けたいと思いました。視覚的にもそうですが、音楽的にも印象に残るものにしたいと思いました。そこですぐに浮かんだのがノルウェイの歌手であるAURORAでした。ただノルウェイ語の曲がなかったので非常に迷いました。結局AURORAの雰囲気からいろんな構想が湧きやすい為、使用することにしました。
トーラはクラシカルに
トーラに関してはとにかく御光がさしている感じにしたかった為、クラシカルな極に光が差す動画の組み合わせを演出しました。曲はJohn Høybyeというデンマークの指揮者であり作曲家の曲を使用しています。
ラグナル、ビョルン、シグルズ
ラグナルに関してはオーソドックス感を出したかった為、特に迷いもなく即決でした。ビョルンはそのままビョルン アイアンサイドという曲を使用しています。ビョルンの曲はカラスのような鳴き声が聞こます。個人的にはビョルンと言えば偉丈夫でクマみたいな人物という印象があります。
その為あまりビョルンとカラスの組み合わせがイメージに結びつかなかったです。ただ出来上がりを見て、偉丈夫系とカラスの組み合わせもありかもしれないと思いました。シグルズの曲はfilip lackovicのvikingを使用しています。ヴァイキングらしくて、なんとなく蛇感もあるので即決でした。
イーヴァルは背景から曲までベタで
イーヴァルに関してはベタな感じで作りたかった為、ラグナルと同様に背景はすぐに決まりました。ただ曲に関してはイーヴァルというタイトルの曲があり、ボーンレスと連呼しているシーンから始まる為、こちらも捨て難くて迷いました。ただ作成した動画の感じを見てみると、より疾走感があった方が良いと思い、pimeä metsäのviking’s creedにしました。
ウバ、イーヴァルは両親の合成
イーヴァルは自身の顔からAI画伯で作ったラグナルとアスラウグをアプリで合成した後に、AI画伯にかけて作成しました。親子関係がある人物はこのやり方で作成すると面白そうでした。思いがけない顔が出来て楽しいです。イーヴァルの顔は2人の特徴がそれなりに出てるような気がします。ウバに関してはラグナルとアスラウグに少し変化を加えてから合成し、AI画伯にかけました。こちらにAI画伯に関する記事はありますので、よろしかったらご覧ください。
動画に関しては、pixaloopを使用
携帯のアプリのpixaloopを使用して幾つかの画像を作りました。非常に便利で、画質も落ちなくて重宝してます。お試し期間もある為、使ってみるのも良いでしょう。(2020年4月18日の時点での情報)
雷演出
バイキングと言えば雷神トールということもあり、雷演出を入れたくなります。そこでラグナルとウッボに雷を入れました。ウッボに関しては、ややラグナル似の大柄そうな人物の顔を採用しました。曲も雄々しい感じのものにしています。ウッボに関してはヒゲ辺りに雷を混ぜてます。個人的にはラグナルに採用するのは鉄板だとしても、他に誰に雷を当てるかに関しては多少迷いました。
動く動画に挑戦!
ビョルンとアスラウグとハーフダンに関しては、絵を動かして変化を入れました。時系列で言うとビョルンで動画を動かしてみようと思い、色々試しました。ビョルンに関して控えに3Dモーションを使用しています。
キーとなる人物アスラウグ
活躍したラグナルの子の多くはアスラウグとの子供になります。その為やや強調した演出をしたいと思いました。アスラウグに関しては、動画化して編集しました。上の画像のようにパスとイカリを配置しました。そうすることでうなずきを表現出来ました。最初は口元も動かして話すようにしようと思いましたが、口をつぐんでうなづいている方が、個人的にはアスラウグらしいかなと思いました。
ハーフダンで試行錯誤
ハーフダンに関しては個人的にそこまで思い入れがなかった為、自由にいじってみよういうことになりました。ハーフダンに関しては顔もラグナルやアスラウグ、兄弟ともあまり似てない顔を選びました。情報的にもはっきりしない部分も多かった為、1人はこういう感じも入れた方が良いかと思いました。
ハーフダンは戦で亡くなったという話もあり、戦場にいる感じを試みました。動画化を使用して作成したのですが、こちらは拡大などをして細かいパスを入れていきました。少し歯軋りのような感じも出してみようと思いました。
やはり人の顔の表情を作るのは大変で、顔全体にパスを貼らないと不自然すぎる感じになりました。そして動くと不自然な所にイカリを入れて調整していきました。そして最後に戦場での混沌感を出したい為、火やゴーストなどのエレメントを足し、3Dモーションで額縁自体にも揺れを出しました。
古ノルド語のセリフ付きバージョン(ハーフダン)
上の動画のようにハーフダンに関しては別テイクも作りました。こちらのセリフを入れるのにvontを使用しています。こちらへ無料で使用している為、4つまでしか文を挿入できない為、どのようにセリフと字幕を入れるか迷いました。
何を却下するか
携帯だけで気軽にこのようなものが作成できる世の中の凄まじさに感動したのと同時に驚きました。編集音楽に関して特にそうですが、どれも捨て難くて非常に迷いました。改めて物を作る人は捨てる決断も大事なんだと実感させられました。様々な人々の作品の裏には、様々なアイデアが削ぎ落とされて、完成形になっているケースも多のかもしれません。
動画の作り方を知ってから、他の人物にも動きを出そうと試しましたが、ラグナル、シグルズ、イーヴァル辺りはやはり静止画の方が威厳や怖さが出るかなと思いました。色々試行錯誤してもったいないと思いましたが、ここは捨てなくてはという決断をしました。特にイーヴァルに関しては、たたでさえ顔に変化がある為、動画にすると余計な感じがしました。
何事でもそうかもしれませんが、バランスと捨てる決断が非常に大事だと実感させられました。コロナが蔓延するこのような時期だからこそ、取り組むことが出来ました。インスタは始めてまだ10日ぐらいですが、楽しくストーリーズを利用させて貰ってます。不慣れなこともあり、たった数分の動画を作るのに1日費やしてしまいましたが、これはこれで良い1日でした。