アルゼンチンの友人の日本での最後の日-新宿ゴールデン街

雑記

以前会ったことのあるアルゼンチンの友人から突然連絡が来ました。あと数日で日本を発つらしいため、久々に会うとことになり新宿のゴールデン街に行くことになります。アルゼンチンの友人はそこで様々な出会いをし新宿ゴールデン街を非常に気に入ってくれたようです。

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友人Aとの出会い

私には非常に仲が良いアルゼンチンの友人がいます。今は南米に帰っているのですが、日本にいる時は非常に頻繁に遊んだ友でした。その友人Aは南米に帰ってからもしばしば日本へ行く友人を紹介してくれました。友人Aは日本にいないにも関わらず、多くの貴重な出会いを提供してくれています。

仲介者が現場にいない中で初対面同士の出会いは、どれも非常に刺激的出会いばかりで常に友人Aには感謝しています。親しい人間には多くの人を合わせてくれるのがアルゼンチン流のコミュニケーションなのかは分かりませんが、友人Aの人徳のなせる業なのかもしれません。そこで友人Aが紹介してくれた人である同じくアルゼンチン人の友人Bとの話が今回の話です。

南米人らしくない友人B

基本的に友人Aが誰かを紹介してくれる時、私自体もその時時間がある私の友人をなるべく引き合わせるようにしています。友人Aが紹介してくれる人物ならそちらの方が楽しいかなという思いや、私自身が初めはそのようなコミュニケーションの取り方をするのが好きです。

友人Aの紹介する人々だけでなく、基本的に私が出会う南米の人はマッチョだったり、何らかの格闘技をやっている人が非常に多いです。南米の方で日本の大学で教えている方もいたのですが、タトゥが入っていて非常にマッチョな感じで、こうまで日本の教職者と違うものなのかと驚いたこともありました。そのような中で珍しく友人Bはやせ型で文学青年のような雰囲気がありました。

ある程度その人が持つ雰囲気や英語の話し方でどのあたりの出身かなんとなく分かることがありますが、やはり友人Bは例外のようです。丁度今回一緒に行ったゴールデン街で仲良くなったオランダの方が友人Bに対して、同じヨーロッパから来た人だと思ったと言われていました。

前回の集まりでは

始めの出会いは今から数か月前で、友人Aから友達が東京へ行くと言われ渋谷のセンター街で会うことになりました。渋谷のセンター街に行くと誰かしら知り合いに遭遇することもあり、基本的にはごちゃごちゃした雰囲気の中飲むことがまずは良いかなと思い、友人Aが紹介してくれる人々をしばしば渋谷に連れて行っていくことが多いです。

ただその日は非常に混雑しており、さらに私が元々連れてきた友人の数人が非常にテンションが高い状態でカオスな感じでした。日により出会いの場の雰囲気が変動するのも一興かなと個人的には思っています。その日はあっと言う間に時間が過ぎてしまい、互いに次の日に予定があるため終電で帰宅しました。

友人Bとの再会

友人Bは前回の集まり以降、名古屋や京都、北海道と様々な地を巡ることになり、東京へはしばらく来ることはありませんでした。そして各地で仕事に明け暮れながら過ごしていたようです。そのため再会時には非常に日本語が流暢になっていました。友人Aが紹介してくれる人々の中でも特に日本語が堪能だった人ですが、さらに磨きがかかっていることが嬉しかったです。

人の感覚はそれぞれ

友人Bがあまり新宿には来たことがないようだったこともあり、アルタ前で待ち合わせることになります。多少時間に遅れてしまい友人Bを待たせることになってしまいました。そこで新宿駅に到着する5分前にまた連絡するから、どこかで時間を潰しておいて欲しいとメッセージしましたが、その後5分前くらいに再度メッセージをしようとしたら非常に私の携帯の回線の状況が悪く全く連絡を取ることが出来ません。

それはアルタ前に行ってからも変わらず、数十分友人Bを探すことになります。やっと繋がり友人Bからアルタ前にいるという連絡が入りましたが、一向に友人Bを見つけることが出来ません。また回線が回復して、しばらくして友人Bの写メがやっと見れるようになった時についに理由が分かりました。アルタが引きで映っており、向こう岸にいることに気づきました。

横断歩道を渡るとそこにはストリートミュージシャンの音楽を観賞しているクールな佇まいの友人Bの姿がありました。友人Bはアルタ前という表現からそう判断したようです。今までアルタ前で待ち合わせをしてこの位置で待っていた人は初めてです。人それぞれの感覚に興味深さを感じながら、出会いは面白いと改めて思いました。

てけてけへ

アルゼンチンでは美味しいビーフ料理が多くあり、友人Bももれなくビーフが好きです。最初は新宿で非常にリーゾナブルな焼肉屋である李苑へ行こうとしたのですが満室でした。そこでてけてけへ行くことになり、飲むことになるのですが友人Bは私が最初に持った印象通りの人物であることが分かります。

友人Bが文学を専攻していたことや、様々なアルゼンチンの歴史や風土の話で盛り上がりました。友人Bの話は私にとってどれも興味深い話が多く、後日そこで教えて貰った情報に関する記事を書いていきたと思います。

新宿ゴールデン街へ

新宿ゴールデン街の入ってすぐのところにあるチャンピオンとダイヤモンドは、酒代も安くチャージ料もないため気軽に立ち寄れるカラオケバーとして非常に人気があります。日本人客はあまりいませんが、単独で行ったとしても非常にフレンドリーな人が多くすぐに仲良くなることが出来るでしょう。

また多少曲の流れはありますが、様々な国の人々が集まっているため各々が好きな曲を、店のその時の雰囲気と関係なく歌っている点も個人的には居心地が良いです。新宿ゴールデン街では良く歌われるピアノマンが3回も流れて毎度みんな熱唱していました。見るたびに他の国の方々のエネルギーの凄さを実感させられます。またクィーンの映画の公開もあってか今年は非常にクィーンを唄う方が多いです。

余談ですが新宿ゴールデン街へ向かう途中の会話の中で、ラテン系の女性にたまにダンスを迫られることがあるんだけど、私はいつも上手く出来ないんだという話をしました。そして友人Bは私に、実はアルゼンチン人だけどあまり私も得意ではないんだと言って笑い合いました。私はダンスをしていたことはあるのですが、ラテンっぽいチークダンス的なのは未だに感覚が掴めません。

あっという間に時間が過ぎた

友人Bは非常に音楽が好きなようで日本の音楽にも詳しかったです。友人Bが自身でMUCCを歌ったり、そこで仲良くなった女性たちと椎名林檎で大いに盛り上がっていたのが印象的でした。正直そこで椎名林檎が歌われることは非常に稀で、実際歌っていた人はたまたま初めてお店に立ち寄ったようでした。友人Bは椎名林檎が大好きなので、そのようなシーンに遭遇できたことが私は自分のことのように嬉しかったです。

大人しそうなルックスと話し方をする友人Bですが、カラオケバーに入るとそこはさすがラテンの血が流れてるのか男女問わず様々な人々とたちまち仲良くなっていました。たまたまアルゼンチンから来た旅行客もおり、非常に意気投合し楽しいひと時を過ごしました。私の印象としてスペイン語話者は日本語の歌の発音が非常に良い印象があります。

結局楽しすぎて終電を逃してしまい、朝までいることになりました。ラストの方で人が少なくなってきた頃、友人Bが好きなアーティストの中で、私が歌えそうなものでディル・アン・グレイを唄いました。その時突然ある人がハイテンションで近づいてきて、ディル・アン・グレイが大好きなことを告げてきました。先程述べたオランダ人の方で非常に感じが良かったです。

日本に来て一番楽しい日だった

友人Bは毎日仕事の日々だったこともあるとは思いますが、今日が一番楽しい日だったと何度も言っていました。確かに常に楽しいそうだったし、そのような言葉を聞けて本当に嬉しかったです。今後の友人Bの展望は韓国へも滞在する予定のようで、また日本へ来たいとも言ってました。

カラオケバーが終わり、帰り道で友人Bがサンドイッチを奢ってくれたのですが、友人Bの雰囲気から感謝がこもっていることが非常に伝わりました。私にとってはどんな食べ物よりも美味しく感じました。

実はカラオケバーで友人Bがラストソングを歌う前に時間切れになってしまいました。ただ腹七分目ではないけれども、完全燃焼せず余韻が残ったまま日本を発つのも悪くないかもしれません、そこには続きがあると言えるでしょう。再び日本で飲める日を楽しみしています、良い旅を。

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